羊の書斎

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メンタルクリニック受診 その3(最後)

昨日からの続きになります。 前の話はこちらです ↓

 

hituzinoshosai.hatenablog.com

 

復職後

 

今は復職後、一年が経過しております。復職に向けての一番大きな転換は、休職中に組織変更が行われ、休職状態で異動、今の上司のもとに配属された事です。

 

今の上司は、入社の時からお互いよく知っている方で、お互いの家族構成も知っていますし、顔も合わせたこともあります。職場の方達も半分は名前と顔が一致する環境でしたので、不安少なく復職となりました。

 

職場の雰囲気も以前と違って、残業&アピール&ガッツ&根性で評価される部署ではなく、与えられた仕事への貢献度、会社への貢献度、自身の成長について評価を行ってくれる様なオープンな職場なので、意思に反した残業をさせられることもありません。

 

あとは、復職の時は就業制限が付与されました。残業に上限が設けられ、特定の作業(車の運転等)が禁止されていました。一年たった今では、残業の上限規制だけ行われています。

 

最近思うこと

 

適応障害という症状が軽いうちに早期発見して早く手を打てたこと、環境が大きく良い方向に変わったことがよかったのか、今のところ普段通り生活を送っています。

 

自分で経験してみて気付きましたが、メンタルの不調で会社に来ていない人は思ったよりいるようです。自分のグループにも、隣のグループにもいました。人づてに知っている人も休職中だったり、復職後だったり、そういう話をよく聞くようになりました。

 

こういうことは長い人生の中、条件さえそろえば誰にでも起こる事なんだと思います。自分も、数年前まではメンタルで休職することになるとは思いもよりませんでしたし、、

 

もしあのまま劣悪な環境に適応していたら、、間違いなくこの様にブログを始める余裕はありませんでした。自分の置かれている状況も理解できないまま、出世街道に乗って、さらに過酷な状況に追い込まれていたかもしれません。

 

気が付くと、ぽろぽろと涙を流しながら、深夜に自転車をこいで家路についていた事を思い出すと、いまだに胸が痛みます。

 

家族、特に子供たちとの関係も今ほど良好ではなかったかもしれません。子供の行事に参加する余裕もなかったと思います。

 

また、形はどうあれ、6か月も猶予があったことで人生観が少しだけ変わったと思います。ワークブックやゆっくりと流れる時間の中で、自分という人間に向かいあうことができました。

 

ランプ自身、完璧主義な傾向があり、少し見栄っ張りで弱音を出したがらないので、追い詰められやすいタイプの人間です。なので、それを自覚して、少し手抜きして逆に怒られるくらいの方がいいや、くらいの気持ちをもって、少し適当に生きてゆこうと心がけています。

 

今後への学び

 

もしこの記事を読まれて、今辛い環境に置かれている方がいたら、何かの参考になればと思って書き残したいと思いました。

 

以降は、説教臭いので、そういうのが苦手な方は読み飛ばしてください💦

 

まず、睡眠はなにより大事です。夜も眠れない状態が2週間以上続いたら誰かに相談してください。

 

らんぷも、この言葉は知識として知っていました。

 

でも実際に、睡眠不足が続くと、徐々に判断力と記憶力が鈍ります。そもそも異常な状況を異常と判断できなくなります。その状態が長く続くと視野は狭窄し、目の前のことしか見えなくなります。パフォーマンスも気が付かないうちにどんどん落ちてゆきます。場合によっては上がっていると勘違いさえします。そしてますます追い詰められてゆきます。

 

でも一旦立ち止まってください。

 

少なくとも、サラリーマンである限りは代わりの人は必ずいます。

 

あなたが休んでも仕事は何とかなります。

 

誰かがけがをしたり、会社がつぶれるわけではありません。

 

人には向き不向きもあります。

 

まわりの人や仕事との相性もあります。

 

あなたが限界を超えて抱え込まなければならない必要はありません。

 

でも、放っておけば、「あなた」という人はつぶれてしまうかもしれません。

 

そして、家族にとっては「あなた」の代わりはいないのです。

 

逃げるようで、後ろめたいと感じるかもしれませんが、ちょっと勇気を出して誰かに正直に相談してみればよいと思います。

 

あなたが納得して、元気に働くことは良いことですので。


ながながと暗い話を失礼しました。

 

最後まで読んでいただけた方は本当にありがとうございます!


おわり